春雷瑜伽

 密教金剛拳は古来インドの瑜伽行者の“身瑜伽”(自らの身体をもって印を結ぶ)を起源とします。それはチベットへと伝わり、“力大手印”と名付けられ、またの名を “亥母拳”とも言います。

 しかし“力大手印“は密教金剛拳のほんの一部に過ぎません。密教金剛拳修持法門は気脈、明点の修持の中で互いに配合された功夫です。この行法は、静座をし、その中に拙火(内護摩)の訓練を同時に行わなければなりません。

 “瑜伽七重輪”、身体の七つのチャクラ各々に神経叢があります。そこには多くの脈が集まっており、訓練によってその中へと気を送り、そして金剛拳の力で脈結を開くことが出来ます。金剛拳法で体の気を導き、拙火、明点の“降・提・持・散”の行の中で禅定(入三摩地)へと入ります。私は長年にわたり、絶えず金剛拳を訓練しています。真佛宗の金剛拳は十六世大寶法王“大楽技法”、了鳴和尚の“白菩提技法”、薩迦証空上師の“薩迦六式變”等に基づいた伝承の中の非常に奥深い秘拳です。

 密教金剛拳の修行によって身体は健康になり、體能運動に基づいて瞑想を行い、訓練によって密教最高段階の大成就を証得する事ができます。また、この訓練で真佛宗の密教奥義の“二灌三法”“拙火法”“明点法”“無漏法”を修得することが出来ます。そして最後に“無上密”へと達します。

 私はこの法を日本住吉雷藏寺、蓮花静香金剛上師へと伝承いたしました。上師は日々修行し、そして金剛拳を心得成就し融会貫通することが出来ました。

 諸師の教えを統合して全ての派を合一する為、私はこの拳法に新たな名を命じたのです。
真佛宗「春雷瑜伽」體功法、と。

 1995年12月 蓮生活佛 盧勝彦