觀世音菩薩

2003年、蓮花静香上師は普陀山(中国四大仏教名山である五台山、九華山、峨眉山と並ぶ仏教の聖地の一つで、觀世音菩薩発祥の地)へ觀世音菩薩を参拝する為、現地に足を運びました。その時の上空は言葉につまるほど素晴しく、まさに日麗風和。上師が觀世音菩薩の前に佇む中、突然天から絹糸の様な雨、美しい七色の虹、そして小鳥が羽ばたき、まるで歌うような囀りが次々と聴こえ、何かを予感させるかのようでした。

日本へと戻った上師はとても不思議な夢を見ました。 觀世音菩薩が普陀山よりはるばる太平洋を渡り、住吉雷藏寺のある瀬戸内海まで風を切り、とても大きな姿でやって来られ、そして海上へと降り立ったのです。そこへ上師が信者達と出迎えに上がりました。その時、觀世音菩薩から光が溢れ出し、住吉雷蔵寺へと注ぎ込まれ、光が消えたそこには大きな石像がおられました。現在そこには7メートルを越す大きな觀世音菩薩像が建立されているのです。

それから7年後、上師は觀世音菩薩建立に向けて動き出しました。以前の不思議な夢のことなどとうに失念しており、住吉山の山頂近く(現在の石舞台)に祀ることを思案しましたが、再度7年前と同じ夢が現れ、上師の中で全ての完成図が見えたのです。

直後、中華人民共和国福建省南部に位置する厦門(アモイ)へと渡りました。そこで素晴しい觀世音菩薩と出逢ったのです。

6月に建立を開始し、時は流れ8月の真夏日、佛意志によって定められた良き日、良き時間に觀世音菩薩像安座の儀式が始まりました。そしてそれは、とても不思議な時間となったのです。

猛暑が続き、太陽の照りつける中、職人達の体力が心配されましたが、雷藏寺上空だけは曇で覆われ、太陽を遮り、とても良い環境で着工することができました。多くの職人が力を合わせ、横に寝かされた巨大な石像を幾つもの重機を使用し、細心の注意を払い何時間もかかってようやく直立の状態に。正午より開始された作業はおよそ6時間もかかるものとなりました。石像は天高く身を起こし、その時、空に絹糸の様な雨、美しい七色の虹が出現し、僅かの間に觀世音菩薩は蓮花座へと安座されました。住吉雷藏寺において7年前の普陀山で起きたものと同じ現象が起こったのです。

觀世音菩薩が住吉雷藏寺に安座されたその晩、上師が座禅していると、觀世音菩薩が現れ、蓮花座より光が放たれ、こう告げました、 『我は満願観音、真心善心をもって願えば衆生の願いを叶え、満願を成就させよう。』